第10回フル代表合宿レポート



3月13日(晴れ)
午前 5km漕、ゲーム
午後 ゲーム
(10時集合、ランチ2時間休み、17時上がり)


3月14日(晴れ)
午前 5km漕、ゲーム
(8時スタート、13時上がり)


総論

今回は寒さをほとんど気にする必要の無いコンディションの中で行うことが出来た合宿ということで非常に意味が大きかった。
また、メニューということでは5km漕とゲームしかしていないが、ゲームに就いては、ゲームの合間に十分に時間を作ることで、 話し合う時間をいつも以上に取り、意思疎通を図ることに重点をおいた。
チームとしては、7月末のX Dayに向け、残り時間が少なくなっている中で、「チームとして(as a team)」如何にレベルアップしていけるか依然模索を続けている状態であるが、確実に前に進んでいることを実感出来た合宿となった。


雑感

「一体何が2年前と変わったと言えるのか?」
今回の合宿レポートを書くに当たって、合宿の練習内容/Meeting内容を振り返った時に到った疑問である。
長利Japanとしての継続体制が続く中、前回の2年前の世界選手権から、我々は何が変わり、何が良くなったのか考えてみた。


・チームとしての統制

チームとしての戦術、個々の戦術理解で言うと、この2年間で飛躍的に良くなったやに考える。
前回の合宿で実感したのは、戦術はより高度化するものではなく、如何にSimpleに考え、それを確実に実践出来るかということである。
オフェンスに就いては、動的スペースを作り出すパターンは無数あるのかもしれないが、過程でのDriveの仕方は結局数通りしかない。
また、ディフェンスに就いては、幾つかの約束事を如何に確実に守れるかが組織としてコンパクトに守るキーとなる。
複雑に考えるのではなく、簡単に考える。また、お互いの未来を共有する。この点においては、2年前と比べ飛躍的に高くなっているものと考える。
一方、組織を構成するものは個である。最近感じるのは、組織として戦うことに意識が行き過ぎるあまり、個々の良さが消され過ぎているのではないかという点である。
日本が世界と伍する為に、組織を前面に出すことに異論は無い。只、個のスキルが組織という中でより高い次元で融合出来ればそれは、さらにチームとしてのプラスになるのではないかということである。
この点に就いては更に時間がかけていく必要があるのだと思う。


・個々のスキルアップ

前回世界選手権で多くの選手が感じたのが、艇操作の向上であったり漕艇スピードの底上げである。
世界と戦う為には、先ず個々の力量を上げないことには、どんなしっかりした戦術があってもまともに戦うことすら出来ない。
この点に就いては2年間でどう変わったのか。
個人としては、前回世界選手権の後、山篭りを行い川でスラロームの艇操作を学び、一方自分が艇に求めるイメージが色々とある中で、自分なりに考えた結果Mystereという艇に乗り換えスピードを重視することを選んだ。
これらが、実戦の場においてどれだけ活かされるかはこれから暖かくなってくるシーズンの中で、また今年の5月のベルギー遠征で一つの答えが見付かるやに考える。
只、「漕ぎ込み」ということで言うと、世界と比べまだまだ絶対的に足りていない現状が重くのしかかってくる。


・今後の方向性

取り敢えずは5月のベルギー遠征が一つの大事な道標となる。
自分達よりパワーが強く、スピードも速い相手とは海外に出ていかないと対戦することは無い。
また、自分達が作ってきた形を試すことが出来るのも現状で言うと海外である。
世界選手権まで一月半前というタイミングで世界の列強が集う国際大会に参加出来る意味は、改めてとてつもなく大きい。
2日間という短い期間ではあるが、この2日間で出来るだけ多くのことをチームとして経験し、帰国後に一月半という限られた時間の中ではあるがそれらを練習の中で落とし込んでいくことで、チームとして加速度的に成長していきたい。
 


<佐倉INVERS 岩永修平