2004 ベルギー&オランダ遠征レポート



遠征の写真はこちらから




 7/8位決定戦後、選手全員で

監督:長利 智隆
ホペイロ:別宮 義之


【 Japan A】

 谷口 共徳
 鈴木 武
 糸田 正憲
 井桁 孝浩
 安藤 淳也
 保谷 健太
 渡辺 欽之


【 Japan B】

 岩永 修平
 長江 章裕
 生田 剛志
 上木 大輔
 北川 紀敬
 千田 哲久
 増井 康男

大会結果


【JAPAN A】

鈴木,井桁,安藤,保谷,渡辺,糸田,谷口


○ JAPAN A 4 - 1 ST OMER
× JAPAN A 1 - 3 ITALY
△ JAPAN A 1 - 1 AGEN
○ JAPAN A 9 - 2 RIJNLAND
○ JAPAN A 3 - 2 VEURNE

予選リーグ2位通過 → ファイナルシリーズ1回戦へ

× GB MEN B 6 - 4 JAPAN A

ファイナルシリーズ1回戦敗退 → 7/8位決定戦へ

○ JAPAN A 4 - 2 JAPAN B

7/8位決定戦勝利 → 7位決定





【JAPAN B】

岩永,上木,生田,長江,北川,千田,増井


○ JAPAN B 5 - 2 PIRAT BERGHEIM
× JAPAN B 1 - 7 GB MEN A
○ JAPAN B 6 - 3 TREKVOGELS A
○ JAPAN B 6 - 1 KEISTAD
△ JAPAN B 2 - 2 ACIGNE

予選リーグ2位通過 → ファイナルシリーズ1回戦へ


× JAPAN B A 0 - 6 IRELAND MEN

ファイナルシリーズ1回戦敗退 → 7/8位決定戦へ


× JAPAN A 4 - 2 JAPAN B

7/8位決定戦敗退 → 8位決定






【JAPAN LADIES】

糸田,植田,森,佐藤,蒲谷,成澤,松田,武田


× JAPAN LADIES 4 - 6 GB WOMEN A
○ JAPAN LADIES 7 - 2 LADIES TEAM 2005
○ JAPAN LADIES 5 - 2 ACIGNE DAMES

予選リーグ2位通過 → セカンドラウンドへ


△ JAPAN LADIES 2 - 2 NEDERLANDSE DAMES A
○ JAPAN LADIES 3 - 1 ST OMER DAMES

セカンドラウンド2位通過 → 決勝へ


○ JAPAN LADIES 4- 3 GB WOMEN A

決勝勝利 → 優勝 





DIVISION 1

1. LIBLAR (D)
2. Deventer (NL)
3. Ireland Men A
4. GB Men B
5. GB Men A
6. Agen (F)
7. Japan A
8. Japan B

9. France A
10.Groningen (NL)
11.Italy
12.Lochrist (F)
13.Rijnland (NL)
14.Acign (F)
15.Cestas (F)
16.Pirat Bergheim (D)
17.Odysseus 1 (NL)
18.France B
19.Veurne (B)
20.Keistad (NL)
21.St Omer (F)
22.TNT Turnhout 1 (B)
23.Sharks (B)
24.Trekvogels A (NL)




DAMES

1. JAPAN LADIES
2. GB Women A
3. Italy Ladies
4. St Omer Dames
5. Nederlandse Dames A
6. Liblar Damen (D)
7. Acign Dames (F)
8. P.O.M. R union Dames (F)
9. GB Women -21
10.Dederlandse Dames B
11.Ladies Team 2005 (B)
12.Charleroi Dames (B)

 


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カヌー人生6年目にして初のヨーロッパ選手と試合ができるという事で、非常に楽しみにしていましたが、オランダの運河水を大量に飲んで、体調を崩してしまい本当に長く辛い海外遠征となってしまいました。
あの時は皆さん有難うございました。ご迷惑おかけ致しまして誠に申し訳ございませんでした。

ヨーロッパは想像以上にカヌーポロが発展しているところだという感じで驚きました。
ボールセンスやパワーは、桁が違い圧倒されそうでしたが、スピードはそこまで差はないように思いました。
ただ、スピードを活かしきれていないように感じられました。
がむしゃらに漕ぐのではなく、意味のある漕ぎ方(強弱をつけた効率の良い漕ぎ)をしていくべきだと感じました。

今大会でヨーロッパ選手から学んだ事は、攻守の切り替えの早さと艇操作です。
彼らは次の行動をよみながらプレーしていて、日本選手よりもワンテンポ早く行動していました。
先をみながらのプレーが大切だということを改めて認識させられました。
海外選手は力があるので艇操作は安易にできるが、日本人は力では無理なので艇操作の技術を身につけなくてはならないと感じました。

今後日本が世界と対等に戦えるようになるには、個々の技術だけでなく組織力で戦っていくべきだと思います。
場面、場面でパターンを決めていき全員の考えが試合中同じになるように決め事を確立させていくべきだと思います。
また、インサイドの攻撃は中へのパスが必要となり、成功率が非常に低くリスクが大きい攻撃となりあまり日本向きではないと感じました。
日本は、サイドからの攻撃とミドルシュートをもっと活かした攻撃パターンを増やしていかなければならないと思いました。

ディフェンスに関しては、海外選手はシュートをどこからでも打ってくるので、ミドルを打たれないように待つディフェンスではなく早めのプレスが大切だと強く感じました。

個人的な感想は今大会で、スピードは世界で通用するという自信が持てましたが、もっと余裕をもってボールを取りたいので今以上にスピードアップできるように練習をしていきたいと思います。
そして、毎回課題に残ってしまうシュートですが、今回もまた絶不調でした。
今後は、生田さんから教えて頂いたクロスをもっと心がけ練習し、シュートのバリエーションを増やしていきたいです。

あとは、残り2ヶ月でやれる事は全てやり後悔しないような世界選手権にしたいです。


駿河台大学カヌー部
谷口 共徳



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イタリア戦
ガツガツとポジションを取りに来る力強いオフェンスにより、ゾーンが崩壊しかける場面が多かった。フリーで3度ほどシュートを打たれたし、フランコのインサイドパスをカットできず、点を取られた。体格とパワーで押し切られると弱い面が露呈した試合だった。このようなチームにこそ、まともにやりあわない、いなすディフェンスで対応したい。そして速攻につなげられるよう、チームの意識を統一したい。次は勝つ。

ベルギー戦
相手のラフプレーに付き合わないことが課題。実際に試合が荒れても、自分達のペースを崩さない訓練のよう。相手のラフプレーに付き合う場面も合ったが、前回の世界選手権で負けた相手に勝てたことは評価したい。もっと点差をつけて勝てる相手だった。今更だが、ミスをしないことの重要さを再確認。安藤の走り込みシュートが決まる。ミドルシュートをもっと多用すれば、相手ディフェンスを広げられるし、得点が増えることも確実。

GB戦
試合最初に取られた点が余計だった。試合開始3分を大切に、特に集中して臨むことが重要。1対1など、得点を決められる場面で決められなかったのが敗因。もっと点が取れた試合だった。チャンスをものにできれば、最終的に勝つことは難しいかもしれないが、接戦になっていたのは確か。得点チャンスが多かったことは評価できる。伝家の宝刀ヘロシュートと糸田の強肩との緩急がついていたのが印象的。日本にとってはやはり、漕力とマンツーの巧緻さが大きな課題。

AGEN戦
日本はスローテンポの試合は得意。逆にイタリアのようなガツガツ来る中堅チームの方がやり難さを感じる。この試合を同点に持ち込めたことが、今大会でのターニングポイントだった。欲を言えば勝ちたかったし、勝てそうな試合だったが、それがAGENの恐いところかも。相手の懐深く飛び込んでいたら、逆に速攻など出されていた?というのは考えすぎか。このような試合ではオフェンスで単にボールを回すのではなく、ドライブ(ダミー)の数を増やし、いかにも攻めているというポーズを上手く取りたい。この辺りが成功するかどうかが、世界選手権の順位にも大きく影響するはず。

打倒アイルランド
個人的に大好きなチームで、今回の遠征でまた好きになってしまった。5ギリでGBを破っての3位には賞賛を贈る。彼らの持つ情熱、試合を最後まで諦めない姿勢を身に付けることが、自分の目標の一つである。素行が最悪なので、好き嫌いの分かれるとことではあるが。

三好に向けた課題
精進あるのみ。頑張るのみ。
オフェンス:
ドライブ回数UP
ミドルシュート回数UP
リード時のなんちゃってフェンス演技力強化
1対1とフリーのシュートは死んでも入れる
被マンツー対策
ディフェンス:
マンツーの巧緻
漕力+最後まで漕ぐ
ゾーン内カット強化
1-3-1のいなすディフェンス再確認
ゾーンの外から打たせて取る(キーパー力に自信を持つ)
その他:
精神力を養う(何としても勝つという気持ち)

最後に
この遠征を支えてくれた連盟スタッフ、監督・コーチ。いつも面倒を見てくれる別宮さん。コーディネートしてくれた修平とテツ&ナベには深謝。ありがとうございます。


佐倉INVERS
鈴木 武



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1998年初めて日本代表となりポルトガルのアベイロで行われた第3回世界選手権に出場。
その時以来ヨーロッパの強豪と対戦することはなく、6年ぶりの国際大会の出場であった。

予選では98年に世界選手権前にイタリアで合宿を行いイタリア代表と対戦したことを思い出した。
当時イタリアと対戦したときのチームメイトは保谷、生田、岩永、鈴木、そして現日本代表監督の長利であり現在とほとんど変わらない顔ぶれである。

試合はイタリアのスピードとパワーの前に完全に受け身となり、まともにハーフラインを超えられず、幾度となくシュートを決められてわけも分からないまま敗れた。それが日本と欧州との差であり悔しさよりも諦めが自然と沸いてきた。
今大会のイタリア代表との対戦前また二の舞になるのではないか、そんな危惧さえ抱いた。

が、結果は1−3。
敗れたものの収穫は大きかった。

激しいプレッシャーを受けて思うようなプレーができなかったのは今後の課題であるが、失点を抑えられたこと、そして何より1点ではあるが流れの中で点が取れたことは大きい。
 
イタリア代表との試合以外にもGB戦、AGEN戦でも流れの中で得点した。
漕力のあるチーム相手に速攻で得点するのは現在の日本では難しい。

しかし、ディフェンスを崩して得点する力は十分あると確信できる。
戦術に磨きをかけることにより得点力を上げることは残り二ヶ月での課題となると思う。

また、個人的にはマンツーを受けた中でのキープ力と判断力を磨いていかなければならない。
あとスタミナも...マンツーかけてへばってちゃ点は取れませんな。


神奈川カヌークラブ
糸田 正憲



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作成中・・・・・



佐倉INVERS
井桁 孝浩

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「7位が意味するもの」
シャールロアでの国際大会のJapan Aの結果は7位だった。総合順位は7位であるが、予選ではイタリア代表に1−3で負け、フランス代表とは対戦せず。オランダで一緒に練習をしていたオーディソスは日本よりも下位にいて、練習での結果は互角である。彼らより順位は上に位置しているが、実力通りの結果なのだろうか。答えはNOである。これは組み合わせの運や戦い方の問題であり、そういったことも実力とするならば、実力の7位なのだろう。それにしても、7位という成績は日本代表としてもすばらしいものであり、私達はベストを尽くした。しかし、手放しで喜べるものではない。私達が「打倒6強」を合言葉に取り組んできた1年間で、オーストラリアに4−6、イタリアに1−3、イギリスに4−6と接戦を演じている。スコアから見れば接戦なのだけど、実際はスコア以上の開きがあるように思えてならない。スコア以上の開きとは何かと言うと、

○マンツーマンの強さ
イタリア、イギリスにこちらがマンツーマンを掛けにいった。負けている状況では当然の戦術であるわけだが、しかし、プレッシャーが甘く点差を広げられた。6強を始めとする強豪国との違いは個人能力の差がある。彼らはマンツーマンを掛けてボールを奪い、シュートを決め、試合を振り出しに戻す力がある。しかし、日本代表はマンツーマンに弱く、自分も含めてだが、スピードのない、漕力、体力のない選手が多い。その為、マンツーマンではスクリーンなどの戦術を持ち要らずとも、単純なスピード勝負で抜かれることや、試合終盤になると漕げなくなり付いていけないことが多々ある。マンツーマンはとても有効な戦術である。しかし、日本の弱点でもあると大会で感じた。点差を縮めようとマンツーマンを仕掛けるが、逆に点差を広げられることがあった。マンツーマンの練習を更に増やし、日本の弱点克服に努めなければならない。今のままでは、6位入賞を目指す上で一つの壁になるであろう。

○相手に左右されない強さ
日本はまだまだ好不調の波が激しい。いい試合をするときと、悪い試合の差がありすぎで、相手のペースに左右されてしまうことが多い。強豪国との違いはそこにある。彼らは自分のスタイルを確立し、相手との実力が五分、それ以下でも自分達のスタイルを崩すことがなく、自分達のカヌーポロ貫き通すことができる。それはすごい強みである。

「確実に成長を遂げている」
 チームが動き出して1年、本番を3ヵ月後に控えたこの時期にヨーロッパの列強国と試合が出来るこの場は、自分達の成長を目で見ることが出来るチャンスである。オセアニア選手権でニュージーランドに競り勝ち、オーストラリアを2点差まで追い詰めた。台湾では一時3点差をつけられた段階から延長戦まで持ち込んだ。そして今回はイタリア代表に対し1−3の2点差。イギリスには底力の差を見せられたが、2点差まで追い詰めた。6強を射程距離に捉えていることには間違いない。そして私達は着実に成長を遂げている。
いい試合をするが勝つことが出来ない。これが日本の現在の実力なのだろうと思う。「打倒6強」とはいかず、現時点ではポスト6強国の仲間入りが果たせるところだろう。

「2ヶ月後」
 この試合の結果をうけて、残りわずかとなった準備期間で何をすべきか?
 まだ体調を整えるなど考えなくていい時期であると思う。1週間のうち2日をオフにして残りの5日間をトレーニングに充てる事ができる。もちろん怪我に留意して行うのは大前提であるが、日本で行われる世界選手権で、今までに私達が費やしてきた時間とお金を考えれば、これから遊びや楽しみを我慢してでもトレーニングに時間を費やす必要がある。いくら努力をしても大会は2ヶ月後にやってくるのだから。

トレーニングは何をしたらいいのか?
 残り2ヶ月で増量や筋力アップは難しい。しかし、できることはまだまだある。カヌーポロの最重要項目である漕力のアップである。科学的な証明は出来ないが、練習で漕ぎ込んだ分だけ試合で漕げるようになっていると思う。4月から世界選手権に向けて練習量を増やした。しかし、ベルギーの大会、オランダの合宿で漕ぎ負ける場面が多々あった。もう一つ、2年前の世界選手権から長期的プランで増量を行った。世界選手権終了時に60kgだった体重を7kg増させた。しかし、まだヨーロッパの強豪国の選手には体重、パワー負けをしてしまう。それをカバーするには艇操作能力の向上が必須である。その点を取り組んでいたが、更なる能力のアップする必要性を感じた。

「全体として」
 私達の目標を達成するまで、あと一歩のところまで来ていると思う。しかし、これから2ヶ月が勝負であることは言うまでもないだろう。あと一歩のところまで来ているのだから、自信をもってこれからもトレーニングを続けていきたい。最後に、この遠征を支えてくれた方々、本当にありがとうございます。7月の世界選手権で結果を残せるよう精進したいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。


神奈川カヌークラブ
安藤 淳也


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ここまでやってきたことに対してのある一定の手ごたえを感じるとともに、7月に向けての残された課題もより明確になった遠征であった。

■堅実なゾーンと得点パターンの多様化
以前までと比較してもセットディフェンスの状態から、明らかに崩されての失点は減ったように思う。大会を通じての失点の少なさがそれを裏付けている。
反面、ケアレスミスが即失点につながるケースが増え、それだけ高いレベルで戦えるようになったとも言えるが、原因が明確なだけに再発防止のための対策に注力したい。
具体的なデータは後の集計を待つとして、今回メンバーが平均して得点を稼いだことはチームにとって大きな前進であると言える。
欧州のチームにとって、日本選手に関する情報が乏しい上に得点パターンが多様化するとなれば、7月においても大きなアドバンテージとなりうるだろう。今後さらに磨くべきポイントである。

■「いなす」技術とファーストブレイクの精度のアップ
対戦中セットディフェンスを崩された感を強く受けたのがイタリアであった。
チーム戦術を駆使しての、いわゆる「スマートな」崩し方ではなく、選手個々の身体的優位性をフル活用した「泥臭い」オフェンスには、豪州の強豪クラブと同様な要素が多々あったにも関わらず(もちろんそういった相手に対する心構えも対策も学習したにも関わらず)、活かしきれなかったことが悔やまれる。
また、高いレベルで戦えるようになった分、当然巡ってくるチャンスも少ない。
ミスを恐れるのではなく、より攻める姿勢の中で得点精度を上げていかなければならない。
負けた試合はいずれも2点差以内であった。あと2点…、である。

■より具体的なチームパターンの習熟へ
「こういった状況のときはこうする」という定型パターンについて、さらに全体での意思統一を図るとともに、7月での6位以上入賞に向けたより具体的な対策をしていきたい。

・「いなす」ゾーンD(ディフェンス)の習熟
・マンツーンマンDのボール奪取力の強化
・被マンツーマンD時の確実なボール回し(時間の消費)
・被マンツーマンD時の有効なスクリーンの習熟
・ファーストブレイク時の成功率UP(1on1での決定力強化等)
・(各選手の特性に応じた)攻撃パターンの定型化
・PSからのセットプレー
・チームとしてのより仔細なイメージ共有
・暑さ対策

■7月に向けて
スタッフ、選手、チームを支える多くの人たちの協力と努力に基づいて代表の活動は成り立っている。
7月に結果を出すこと。納得のいく試合をすること。
これから2ヶ月が正念場であろう。
最後までにともに頑張りぬきたいと思う。そして変わらぬご協力をお願いします。


佐倉INVERS
保谷 健太


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今回の遠征で日本Aチームは7位となった。前回世界選手権4位のイタリアと同じプールに入りながら、
彼らよりも上位にこれたことは、非常に大きな収穫となったと思う。
下記に良かった点、悪かった点、これからどうして行くべきか私見を述べる。

1.良かった点
・オセアニア選手権の時に比べると非常にディフェンスが良くなった。これは、オセアニア選手権時に導入した戦術が深く浸透してきた結果だと考える。
・スピードの速い選手が増えてきた。日本が漕力不足なのを経験してきつつ、それを克服しようとした選手たちの努力の甲斐あってか、絶対スピードでは負けなくなってきたと感じる。

2.悪かった点
・オフェンス時に噛み合っていない。相手のゾーンを崩すときに相手ディフェンスの1枚目を「ずらす」事は最も基本で最も重要なことだが、それさえもできなかった。
・被5アウト時にボールを簡単に取られる。得失点差でイタリアより上位にきたということは、チームの総合力はほぼ互角といってよい。イタリアとの直接対決で1−3で負けた。敗因はマンツーされたときに、簡単にボールを取られてしまったことだ。
・5アウト時にボールを取れない。イギリス戦では最後に5アウトをし、最後の策であるダブルチームもしたが、まったくボールを取れる機会がなかった。

3.これから
・自分たちのチームはイタリア、フランスと互角に戦えるだけの実力を持っているという自信と誇りを持つべき。アラン・ベッシは言った。'Japan could be 4th or 5th. It is possible.'しかしそのためには大きな努力が必要だ。
・体力をつける。漕力の絶対スピードは速くなったが、体力面では大きく及ばない。試合終盤でも衰えないスプリント力を養う必要がある。
・オフェンス時の戦術相互理解。日本代表のオフェンスは'OK'であるが、'good'ではない。つまりボールポゼッションを続けることはできるが、敵のゴールを脅かすことは少ない。「なぜ、そこに動いたのか。」「なぜ、ここにいないのか。」というポジショニングの確認を基本からやり直す必要がある。
・5アウトの練習。プレッシャーをかけるときもかけられるときも日本チームは非常に脆かった。
如何にプレッシャーをかけるか、如何にプレッシャーをはずすかの知識をもっていないと感じる。
まず「知る」ことからはじめ、これもオフェンス時の戦術相互理解と同様に「なぜ」を繰り返していくしかない。
5アウトの実力アップは即日本代表のチームレベルアップにつながる。

あと何セッションのトレーニングを個人またはチームで行うことができるのか?限られた時間は残り少ない。
反面、残り2ヶ月というのは自分たちが成長するだけの十分な時間を持っている。なにをすべきなのはもうわかっている。
あとはただやるのみ。

保田ポロクラブ
渡辺 欽之


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ベルギー遠征に参加した所感下記の通り。
(僕自身はBチームにて参加、24チーム中8位に終わった。)


■結果を求めた大会

今回は結果を求めた大会であった。いつまでも「善戦」だけでは許されず、欧州強豪国に対して、「勝つ」ことを明確にして大会に挑んだ。結果だけで言うと、24チーム中Aチームが7位、Bチームが8位と、現6強であるフランスやイタリアより順位では上に行くことが出来た。


■結果が残せたことに就いて

フランスやイタリアより自分達の力が実際に上なのかという議論はさておきながら、自分達がいたブロックで、6チーム中2位抜けを果たすことが出来たことは、組み合わせの運の良さはあれど、「負けなかった」ということにおいて先ずは自分達の成長を認めていいと思う。
今までの日本の課題を言うと、このチームには負けないであろうというチームに対しても、結果的には漕ぎ負け、自分達の試合をさせてもらえず、結果を残すことが出来なかったことが続いており、今までの日本とは大きく違うことを欧州に対して示すことが出来た。


■日本代表Aチーム

Aチームに就いては、フランスのチャンピオンクラブチームのAgenに対して1対1の同点、夫々負けはしたもののイタリア代表に対して1対3、イギリス代表に対しては4対6と今後の大きな可能性を示唆する試合内容だった。日本の組織は他の欧州の強豪チームと比べても決して見劣りせず、攻守に渡り組織の強みを存分に発揮していた。夢としての打倒6強ではなく、実現可能な目標としての打倒6強を認識することが出来る試合をしていた。


■日本代表Bチーム

Bチームにとって対アイルランドの前半の善戦は大きな自信となった。
予選2位突破を果たしながらも予選でつまらないミスが続出したBチームとしては、大会を通じて最もチームとして機能できた10分間であり、代表の目標の一つである「打倒アイルランド」を、前半だけながら、またBチームながら、為し得るのでは束の間思うことが出来た10分間だった。
 
何が良かったかということを振り返ると

@ディフェンスがしっかりと機能していた。自分達より力もあり体重もある相手に対して、試合を重ねることで慣れが生じ、いなすことが出来るようになったこと。

A基本的にディフェンスの時間が長かったこと。我々のオフェンスの時間が長いことは速攻を出されるリスクがあると言うことが出来、逆に守りの時間が長いことは速攻を出せるチャンスがあると言うことが出来る。アイルランド戦に限らず、欧州のチームと対戦して感じたのは、彼らのスピードが怖い為に攻めの時間が長いと不安になることが多く、逆に守りの時の方が落ち着けた。(←速攻を恐れ過ぎるのは、ある意味課題)
 
B幾つか崩された場面でキーパーが踏ん張ってくれたこと。

C速攻を出されたシーンもあったが、攻めながらもバックラインにしっかりと人を残すことで前半では速攻で点を奪われることはなく、アイルランドのスピードを殺すことが出来たこと。

Dシュートが多く打てたこと。決まらないことには何も始まらないが、只守りに回るだけでなく、フィニッシュまで持っていくことが出来たことに大きな手応えを感じることが出来た。
 
前半で1点を奪われ、仕掛けにいった後半に結果地力の差により離されてしまったが(前半0-1後半0- 5 )、前半は日本のBチームでもいけると感じた試合であり、課題が浮き彫りになった試合でもあった。
 
また、日本の選手層の幅を広げる意味で、Bチームの海外遠征はとても意義が大きかったと思う。
Aチームだけでは代表の長期的な発展は在り得ず、そのトップチームを支えるBチームがよりレベルアップすることで、日本は更に強くなる。
長期的な日本の育成ということで言うと、日本が2チームも送れたことは良かったやに考える。


■個人として

個人としては大きな「失望」の大会となった。
先ずボール取りに就いては、それなりにスピードに自信をもって臨んだ大会であったが、14本中僅かに3本と全く奮わなかった。
また対6強ということで言うと、Bチームはイギリスに対して1対6と何もさせてもらえず、自分の中では縮まった筈の欧州との差が、依然大きくあることを認識せざるを得なかった。
自分なりに、肉体的/精神的にピーキングをして挑んだ大会であり、それなりに出来るものと考えて欧州に足を運んだが、自分の絶対的な「足りなさ」及び「甘さ」を実感するしかなかった。
これだけ楽しみにしていた大会ではあったが、気が付けば失意のうちに大会が過ぎていった。

結果だけを捉えると失望の大会ではあったが、2年振りに欧州に行けたことは、自分の方向性を明確にすることが出来たという点で大きな収穫となった。
2年前にドイツの世界選手権に行った時に感じた日本人の漕ぎ足りなさという課題を再確認すると共に、自分達のカヌーポロを次のレベルにあげる為に何をしなければいけないのか欧州のポロに触れることで、体感することが出来た。
自分の中での方向性(やっぱり漕がな始まらんでしょ)を明確に出来たのは、今回の欧州遠征で自分が得たことである。

自分がまだまだ漕げていない現実は変わらないが、今後も自分の中での課題を明確にしつつ練習して行きたい。
(取り敢えずミーハーな僕はオランダ人を見習いパドルを短くすることから始めました。現在199cmのパドルで漕いでいるところです。ちなみに200cm以下の短いパドルはスラロームの世界でも流行らしいです。)



■7月の世界選手権に向けて

日本代表が7月に結果を残す為に、あと2ヶ月で出来ることとしては戦術の確認と正確性の更なる追求であると考える。
 
戦術の確認とは、状況状況における戦い方のコンセンサスをもっとメンバーの間で取るということである。相手の力量に合わせてどの程度ディフェンスを広げるのか、また得失点後に、どういうスタンスで戦うのかということに就いてメンバーの間での確認がもっと必要である。今回の遠征でも夫々の試合で、得点を取ったり奪われたりしたが、ではこの状況では攻めに行くのか、或いは守りに入るのかという考えは選手個々でずれがあったと思う。
日本の強味はやはり組織であり、その組織力を更に活かす為にも、共通認識を持つのは大事であり、これは今後2ヶ月で更に高められるところだと思う。

また今更ながら、トップのチームと戦う上で一つ一つのプレーの正確性(丁寧さ)の重要性を再認識した。
今回の遠征前に、前回世界選手権での日本代表とイタリアとの練習試合のビデオで見たが、余りにパスミスが多く自滅していたのを見て、滅入ったのを覚えている。
対欧州の試合では、一つのミスが失点に即繋がることがとても多い。丁寧さと消極性は同義で無いし、また、積極的に行くことと、プレーが雑になることは別のことである。
大事になってくるのは、普段出来ることを、欧州の速い展開、強いプレッシャーの中でも行うことであり、もっともっと一つ一つのプレーを丁寧にすることが日本には絶対に必要である。
必要なのは、オランダ人並のシュートを打つことではなく、オランダ人にプレッシャーを受けながらも、味方のスペースに正確にパスを出すことである。

あと2ヶ月しかないが、漕ぎ込みも重要な課題である。漕ぎは一朝一夕に出来るものではなく、しかし、地道な漕ぎ込みなくして、チームとしての成長は有り得ない。
漕ぎ力の足りなさは、マンツーで最も顕著に現れるので、特に最近代表で少ないマンツーの練習に時間を割くことが必要だと思う。



■より長期的な日本代表としての方向性


@個人として

より長期でみたときの課題としては、やはり「漕ぎ」に尽きる思う。
オランダのDeventerにせよドイツのLiblarにせよ、信じられないほどにスピードが速く、そして運動量が多かった。
Liblarに所属しているフランス人は、実にゆっくりなストロークながら、パドリングの無駄が全く無く信じられないほどに滑らかにスピードアップするし、またDeventerの選手もその体躯を如何無く発揮しながら力強い漕ぎを見せていた。
(ちなみに、今回最も僕の中で驚きだったのが、欧州のトップレベルの試合では、艇が壊れる音を全く聞かなかったことである。非常に、アグレッシブ、パワフル且つダイナミックでありながら、艇が割れるシーンは皆無であり、トップレベルの選手の艇は総じてピカピカであったことは、一種のカルチャーチョックであり、自分もスタイルを変えなければと思うに至った。)

オランダ人やドイツ人のような肩の強さを持つことはとても難しい。しかし、オランダ人並に漕ぐことは決して出来ない話では無い。
我々の課題はもっと運動量を増やし、且つ瞬間的に速いだけでなく、自分のトップスピードでどれだけ漕ぎ続けられるかにかかっている。
長期的な視点で見ると取組むべきことは多々あれど、行きつくところはやはり「漕ぎ」になると思う。


Aチームとして 

ディフェンスに関しては、現状「コンパクト」というテーマで掲げているディフェンスを今後どれだけ広げていけるかが大事になってくる。
肩の強い欧州相手にコンパクトなだけのディフェンスでは限界があり、またより発展的且つ攻撃的なディフェンスが出来るかという点からも1-3-1のレンジを今後どれだけ広げていけるかが大きなテーマであると考える。
 
オフェンスに関しては、個人のスキルアップという話になると思う。
組織で攻めることは当然大事である。しかし、フィニッシュの場面で点を取ることに関しては、結局は個の突破力に頼る部分が大きいことを実感した。
何もオランダ人並のシュートを打つ必要は無いが、局面局面における決定力Upには、個人のスキルUpが絶対的に必要となる。
 


■カヌーポロ最前線 

今回の遠征では、「進化し続けるカヌーポロ」を実感する海外遠征となった。
前回の世界選手権でのイギリスでのプレーを見て、僕個人としては、近代カヌーポロの一つの完成形をイギリスのカヌーポロに見たやに感じた。
自分達の強味/弱味を理解し、勝つ為に何をすべきか。イギリスのカヌーポロは堅実にそれを実行しており、彼らは勝利へのリアリズムを形をもって体現していた。
先ずはその抜きん出たスピード、そのスピードを活かした速攻を出す為の1-3-1のフォーメーション、点を取った後のパス回し、絶対的な自信を持つマンツーマン。 
決勝でオランダを完膚なきまでに叩きのめしたイギリスの戦い振り(確か決勝で3点差ぐらいつけていた)は、感動すら覚えるものだった。

しかし今回惜しくも2位に沈んだDeventerのカヌーポロは更にその先を行っていることを実感した。
(Deventerは決勝ノックアウトでLiblarを一度5-0で倒しながら、大方の予想を裏切り決勝でLiblarに敗れた。また余談ながら、オランダ代表はここ2年間で代表としては1回しか敗れておらず、それが前回世界選手権の決勝だったそうだ。)

より広いアグレッシブな1-3-1ディフェンス、マンツーを20分間掛け続けられる漕艇力、より組織的なオフェンス、イエローカードをもらい一人少ない状態でも点が取れる攻撃力、そして何よりそれらを支える高い個人能力。
現状に満足しない、より高い次元のカヌーポロを求める彼らの姿勢が、カヌーポロの更なる進化を生んでいるのだと思う。
2006年世界選手権の開催国でもあるオランダの進化は今後も止まらないのだと思う。
Deventerの主力選手の1人JDは若干21歳。17歳の時のブラジルでの世界選手権からシニアのオランダ代表に名前を連ねており、今後更に成長する選手である。
また、齢32歳ながら、イギリスのAlan Vesseyと並び世界No.1プレーヤーの呼び声高いErwin Roosは決勝で誰よりも異彩を放っていた。

オランダのカヌーポロが今熱い!!!
(結果優勝したLiblarも当然非常に高いレベルのチームであった。キーパーながらボール取りに行く7番、柄の悪さと美しい漕ぎを兼ね備えた点取り屋のフランス人、 抜群の安定感とモーションの無いシュートを打つトム・クルーズ、キャプテン格であり水上で圧倒的な存在感を持ちながら陸に上がると気の弱いお兄さんにしか見えない2番など実に高い能力をもった選手を擁し、またDeventerに一度大敗しながら、決勝までにチームを建て直し結果優勝を果たした。しかし、観るものに夢を与える「Spectacle Canoe Polo」という点で僕はやはりオランダのDeventerを支持したい。)


■6強の今

今回の遠征で、ポロの勢力図は確実に変わっていることを実感した。
「6強」という表現は既に過去の表現なのかもしれない。
現在の色分けは下記通り。
超S級  オランダ/ドイツ(カヌーポロの地球代表がぞろっと揃っている)
S級   イギリス/フランス(イギリスは、或いは超S級)
A級   アイルランド/オーストラリア/イタリア
      (ごぎりで戦うアイルランドは圧巻。欧州から離れているオーストラリアは今回超S級に恐らく完敗の予感。イタリアは6強の中でもっとも成長しあぐねている。)
B級   台湾/スイス/スペイン(台湾は前回アイルランドを倒しているが敢えてB級にランク。他は今回参加していないので、まだ未知数)
日本が何処に入るのかは、7月の結果次第です。


■Johanというおじさん

Charleroi国際大会の実行委員会の切り盛りっぷりはとても頼もしい。
実に多くのナショナルチーム、トップクラブチームが集まる大会ながら、実にアットホームな雰囲気であった。
実行委員会と言っても、実働部隊は5人程度、お腹がちょろっと出たヨハンというおじさんが実質1人で切り盛りをし、トランシーバー片手に動き回り、6コートもある超多忙なプログラムを、ゴールが壊れるなどのトラブルがありながらも、実に円滑に回していた。
閉会式も至って、フランクなもの。飾らない雰囲気が何とも言えず、海外らしかったです。
 
海外遠征は改めて色々な意味で刺激を受けることが出来、今回も貴重な経験となりました。



佐倉INVERS
岩永 修平


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人だかりで賑わう表彰式会場の中心で、幼い少女が一生懸命縄跳びを飛んでいました。
いえ、飛んでいるというよりは、飛ぼうとしていました。
縄をまわすと同時に飛び上がるため、着地するのと同時に足に縄が絡んでしまいます。
しかし本人は夢中であり何度も何度も同じように縄を回し、足を絡めていました。

彼女が縄を飛ぶためにどうすればよいのか、彼女を見ていた人ほとんどはわかっていたと思います。
ほんの少しだけ飛ぶタイミングを遅らせる。それだけです。

なぜわかるのか?
縄跳びの飛び方の経験がある。飛び方を教えてもらった。
もしくは現象を理解することにより飛ぶことを覚えた。

長い前置きになりましたが、
今の自分と自分のカヌー技術は、少女と縄跳びの関係に大きな違いがないと思います。

ターンという技術一つをとったとしたら、現状はただターンをすることができるだけです。
より無駄なく早いターンをするためには、それを目指し、実現するために体をどう動かすのが効果的であるか
細かく言うと、腕の動かし方は、足の使い方は等を考え実現すること。
自分の体を動かせるのは自分だけであり、自分の神経にすり込ませるのも自分だけであること。

とにかく大きな体、ふくらはぎくらいある腕、とんでもない速さでカヌーを操り、見えない速さのシュート放つ、世界最高レベルの試合を目前に見て、道のりに遠いものも感じました。
今一度よく考えなくてはいけません。

筋肉をつければ等と楽観的に考えすぎていた面を反省します。
世界の舞台で勝つためには、一つ一つの動作を洗練していかなくては、体格で劣ってしまっている部分を盛り返すのは厳しいと思います。

その上で、各状況下におき的確な判断をすること、未来を予測した行動をとること、それを実現するトレーニングを考え行うことが重要であると考えます。
今回大会に参加して、欧州強豪チームと試合ができ、非常に重要な経験を積むことができました。


日本代表男子チームと6強、欧州勢との関係も実は少女と縄跳びの関係に喩えられるのではないでしょうか。
何度も何度も経験を積み、研究し、攻略を考え抜いていけば突破口は必ずあるはずです。

組織力で勝負するという日本のスタイルをもっともっと細部に渡り、詰めていく事が、糸口ではないかと考えます。
今回、強豪から点を取れたシーンが多くビデオに納めることができました。
これを元に確かなイメージの共有とパターンに繋げることができるはずです。


日本代表女子の優勝は私達に大きな力を与えてくれています。
その表彰されている横で、少女は縄跳びを1周りだけですが飛べるようになっていました。
代表男子も・・・

最後に、今回大会に参加するにあたりご尽力くださったスタッフの皆様、岩永選手、千田選手に心より御礼申し上げます。
今後も心技体の成長に力を注ぎます。

提案になりますが、技術を共有しあうことも今後の日本の為になるのではないでしょうか。
難しい技術が標準化されれば、より新しい技術を模索できると思います。


愛知県カヌー協会
長江 章裕



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『 心地良い時間

格上のチームに勝ってやろうと考え、どうすればそれが出来るかを模索し、実際にそれを実行に移し上手くいっている時間。
これは私が体験しうる時間の中で最も心地良い時間であると断言できる。

今回ベルギーで開催された国際大会に私はJapanBチームとして参加した。
メンバーは岩永・北川・千田・長江・増井・上木・私の7名である。

我々がエントリーしたカテゴリーは6チームのリーグが4リーグの計24チームがエントリーしており、
JapanBが属するリーグにはイギリス代表・ベルギーのクラブチームx2・フランスのクラブチーム・オランダのクラブチームが属していた。

まず予選リーグ初戦はベルギーのクラブチームでどんなチームなのかどれ位強いのかが全く分からない状態で望んだ。
開始早々は様子を見ていたこともあってかなり硬かったが岩永の速攻からのシュートが決まり、硬さの取れた我々はその後も優位に試合を進め5-2で勝利。

続く第2戦は予選リーグ最強のチーム、イギリス代表である。今大会イギリスは2チームに分けてエントリーしており我々が戦った相手は弱い方のチームだったように思われる。
しかし、結果は何もさせてもらえず1-7で完敗。
ゾーンを崩されてのミドルシュート、ゾーン内にパスを通されてのシュート、速攻といいようにやられてしまった。
キーパーとしての自分はある程度の距離のシュートは止められるだろうと自信を持っていたがこの試合に関してはパドルがかすることすら無く、相手にリラックスしてシュートを打たせてしまった要因を作ったように感じた。

第3戦・第4戦は対戦相手の試合を事前に見ることも出来、ある程度相手の力も分かっていたのでリラックスして試合に望めたように思う。
結果は6-3・6-1で完勝。

今大会は予選リーグで6チーム中2位以内に入らないと上位の決勝トーナメントには上がれない。
2位以内に入れば8位以上が確定し、他のリーグの2位以上と対戦することが出来るので是が非でも予選リーグ第5戦は勝たなくてはいけない試合だった。
対戦相手はフランスのクラブチームで若い選手が多かったように記憶している。
先制し追いつかれる展開のこの試合では上木がチームを引っ張ってくれた。
先制のミドルシュート、ビハインドの展開時の思い切ったロングシュートなど自信がみなぎった彼のプレーで2-2の同点。
予選を3勝1敗1分とした我々はリーグ2位、全体8位以上が確定し、上位の決勝トーナメントへと進むことが出来た。

決勝トーナメント1回戦はアイルランド代表。
日本代表が目標としている世界選手権6位入賞を果たす為には倒さなければならないチームであり、仮想的な打倒目標としているチームである。

自分自身この試合に全てを出し切るべく試合前のウォーミングアップ、集中力の堅持をし、試合に臨んだ。
ここで冒頭に書いた『心地良い時間』を体験することが出来た。

アイルランドと比べ、我々が勝っているのは綿密なゲームプランを考える事位だろうか、
漕力・シュート力等試合を決定付ける全てのものが劣っている状態でどうすれば勝利できるかを考えた。

結果は失点を少なくする→こっちのオフェンスミスからの速攻を相手に出させない。
どうすれば得点できるか→ディフェンスを頑張って速攻で決める。

上記2点をチームの認識とした。

前半、こちらのオフェンスが機能し、ドライブの質・回数共に悪くなくドライブからのミドルシュートも打てていた。
リズムの良いオフェンスを展開できている時はなかなか相手に速攻を出されないものだ。
また、ディフェンス時にも気迫のこもったゾーンを敷くことが出来、相手に簡単にシュートを打たせず打たれてもキーパーが止められるようなシュートとなり、失点しないで前半の大半を経過した。
前半終了間際にミスから失点し、後半開始早々に失点してしまったことからオフェンスで無理なシュートを打って速攻を喰らい失点、ディフェンスで広い範囲にプレッシャーに行かなければならなくなり相手にボールを繋がれて失点と、悪い流れの典型となって結果は0-6で完敗であった。
しかし、この試合で体験することが出来た『心地良い時間』はそのまま日本チームの今後の可能性として私の中に新たな思いを芽生えさせるのに充分であった。
チーム全員が同じ集中力を保ち同じ方向性を共有することでチーム力は格段に向上する。
改めてチームというものの面白さを実感した。

決勝トーナメント1回戦に負けた我々は同じく1回戦に負けたJapanAと7・8位決定戦を行い、2-4で敗退し8位となった。

2002年のドイツ世界選手権から2年ぶりのヨーロッパ圏のチームとの戦いだったが、確実に自分たちのレベルが上がっていることを実感できた。
しかし、それ以上に世界のトップレベルが高くなっていることにも驚いた。オランダ・ドイツのクラブチームで行われた決勝戦は我々がやっているのとは違う競技ではないかと思うほどレベルが高く、ただただ見ているしかなかった。。。

最後に今大会は日本から2チーム参加し、試合も2日間で7試合と非常にタイトなスケジュールであった。
試合間での準備等で長利監督、別宮ホペイロにかなりお世話になり試合前のアップ等がスムーズに行えた。
改めて選手だけで試合に勝っているのではないということを認識すると共に試合に出る人間の責任の重さを感じた。
7月の本選でも同様の事が言えると思う、全ては結果を出す為に多くの人が尽力しているのだということを肝に銘じて戦っていきます。
また、今大会出場や遠征自体をコーディネートしてくれた岩永・千田・渡辺
の各選手にもこの場を借りてお礼を言いたい。
良い遠征が出来ました、ありがとうございます。






『 オランダ滞在記 』

ベルギーでの大会後オランダのアルクマールにあるクラブのクラブハウスに滞在させてもらった。
そのクラブチームとの練習は夜あったので日中は自由に過ごすことが出来、街を散歩したりのんびりとした時間を送った。
そこで、自分なりに感じたオランダって国を簡単に羅列してみます。

・水の国
街中を縦横無尽に水路が流れている。実際に練習場も水路の一部でそこから漕ぎ出し町の中心部まで行くことが出来る。歩いていくよりも楽チンなぐらいで、カヌーをやっているものには天国のような国だった。

・巨人の国
平均身長が男性180cm、女性170cmと聞いていたが、実際はもっとでかかったように思う。私(180cm)と同じぐらいの10代の女の子と数多く遭遇した。

・自転車の国
大きな道には必ず自転車専用車線がある。車道・自転車道・歩道となっており、エコロジーを考えているこの国を実感。また、その自転車であるがハンドルにブレーキがついておらず、ペダルを逆に回すことでブレーキをかけるフットブレーキが主流。実際にこの自転車に乗ってみたが非常に乗り難かった。

・野菜が美味い!
自炊をしていたのでジャガイモ・ニンジン・ブロッコリーと茹でて食べたが味が濃く、日本のものよりも格段に美味しく感じた。(その場の雰囲気も多分に加味されていますが)

・イヌの糞だらけ
イヌを飼っている人が多いこの国であるが、基本的にイヌの糞は放置して良いらしい。街中の歩道等にはイヌの糞禁止のマークがあるがそれ以外の場所はイヌの糞だらけ、公園の芝生にはうっかり寝転ぶことも出来ない。

・ビールが安い
スーパーで売っている350mlx24本のケースは1,000円しない。1本50円以下という水・ジュースよりも安い。

・傘を差さない
ヨーロッパはカラッとした気候のために雨に降られてもすぐに乾くので傘を差さない人が多いというのは良く聞く話。しかしかなりの土砂降りでも平気でそのまま歩いている人が多いことには驚いた。日本と比べると傘を差している人と差していない人の割合が逆のように感じた。しかし、街では結構傘を売っていてその点も謎だった。

・いつ仕事しているの?
滞在期間中は平日だったが町には昼間から数多くの老若男女が繰り出してランチをしていたりお茶をしていた。彼らがいるお店では確かに店員さんは働いているが、それにしても圧倒的にお客さんの数の方が多いように感じた。彼らは一体いつ仕事をしているんだ?

今回のオランダ合宿は宿舎・練習場・街が近くにあり、徒歩で全ての移動が出来た。
練習をして美味い飯を喰い、沢山寝る。そして街を散歩してカフェによってのんびりしたり、最高の時間を過ごすことが出来た。

本当に良い遠征だった。



佐倉INVERS
生田 剛志


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今回の遠征は、個人としてはいつものような大会開催期間中のみの滞在ではなかったので、カヌー以外にも様々な経験ができ、とても楽しい日々を過ごすことができました。


◆第15回国際カヌーポロ選手権大会に参加して

私はJapan Bに所属し、この大会に参加しました。
まず、世界で最もレベルが高いと言われる大会で24チーム中8位という結果を残すことができたことをとても嬉しく思います。
しかし、世界のトップチームと対戦した時、また世界のトップチーム同士のゲームを見た時、実力の差を感じられずにはいられませんでした。

今大会で特に強く感じたのは、「セットオフェンスの難しさ」です。
オフェンスは点を取れる可能性がある反面、速攻により点を取られる危険性も伴います。
しかも、相手が漕力のあるチームだった場合、オフェンスが失敗した時の失点の可能性はさらに高くなります。
そういった目に見えないプレッシャーの中、正確にボールをまわしながらスペースをつくり、できたスペースに走りこみ、シュートまでもっていくことを非常に難しく感じました。
被速攻を意識すればするほど、オフェンスは縮こまってしまいます。
鋭い漕ぎ出しと正確なパスまわし、精度の高いシュート力を身に付け、相手がプレッシャーにきた時は確実にチャンスに繋げられるようなオフェンスに自身の持てるチームにならなければならないと思います。


◆オランダにて

オランダでの宿泊先は、アルクマールという町のカヌークラブチーム「ODYSSEUS」のクラブハウスでした。
クラブハウスと聞いてもイメージが湧かないかもしれませんが、これは艇庫、更衣室、シャワー、トイレ、食堂、キッチンを備えた建物で、水曜と金曜の夜にはbarになったりもします。
しかし、寝室はなかったので、メンバーはみんな寝袋を持参し、自分の好きな場所に艇カバーで寝床をつくって寝ていました。
慣れない寝袋での連泊だったため、熟睡することができず、3日目くらいまでは疲れがたまる一方でした。(2日目のアムステルダム観光で歩きすぎという噂もありますが。。)
まあ後半は慣れてきたのでよかったですけど。

食事は、朝は食パンとフランスパン、昼はカフェで軽く食べて、夜(練習を午後7時からしていたので食べるのは午後5時くらいでした。)は毎日自炊でした。
遠征初の自炊でしたが、料理の出来ぐあいや米の炊けぐあいに一喜一憂し、みんなで楽しく食卓を囲めたことはとてもいい思い出です。

思い出といえば、一番印象に残っているのはアルクマールでツーリングをしたことです。
アルクマールは町中に川が流れていて、クラブハウス前の川からカヌーに乗って街へ行けるとの先発組からの情報を受け、練習がオフとなった日の午前中にみんなでツーリングをすることになりました。
その日はあいにくの曇り空でしたが、天気のことなど気にならないくらいツーリング中は感動の嵐でした。
ツーリングを開始するとすぐ、いろんな種類の水鳥の親子が出迎えてくれ、川沿いに並んだ家の庭の美の競演を眺めながら街に近づいていくと、3階建てのレンガ造りの家が川の両脇に延々と立ち並ぶ通りに出ました。
その家には大きな窓がついており、花や飾り物が窓一つ一つに個性豊かに飾られていたので、まるで街を目指す私たちを歓迎してくれているような感覚を覚え、本当に感極まりました。
街では、教会や風車などをバックに水上から写真を撮るなど、思い出いっぱいのツーリングとなりました。
また、この経験は「カヌーに乗ること=カヌーポロの練習をすること」だった私にカヌーの新たな楽しみと可能性を教えてくれることとなり、とても有意義なものでした。

滞在期間が長かったせいか、カヌーポロに関すること以外にも多くのことを学ぶことができたオランダでの滞在となりました。


◆残り2ヶ月

第1回目の代表合宿から1年が過ぎようとしています。思い起こせばあっという間の1年でした。
そして気がつけば、世界選手権まで残り2ヶ月、もう目の前です。
この2ヶ月で何ができるのか。
おそらくどんなに努力しても飛躍的なレベルアップは望めないでしょう。
とにかく後悔しないこと。そのために残り2ヶ月を過ごしたいです。
世界選手権が終わった後、みんなで気持ちよく笑うために。



芦原フェニックス
上木 大輔


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ヨーロッパのクラブチーム、ナショナルチーム24チームが参加した今大会。
世界選手権をあと2ヵ月後に控え、実際ヨーロッパ勢とゲームが出来たことは、日本チームにとって現段階の仕上がり具合と今後の修正点を見つけるうえで大きな成果を上げられたのではないかと思います。

試合を終えた感想として、

ディフェンスについては、シュートレンジの広い海外選手に対して、もっと高い位置からプレスをかけていかなければならないと改めて感じました。プレスをかけなければディフェンスがいないのと同然になり得ます。
以前保谷選手が言っていました威嚇プレスをもっと有効に使えるよう、シュートレンジについてさらに意識を高めて練習でのゲームをしていく必要を感じました。

オフェンスについては、格上のチームと対戦する際、前半については自チームがボールを保持している時に、もっとスローペースで試合を進めてもいいのではないかと思いました。
点差が大きいと後半は早い時間帯からマンツーを仕掛けなければならないし、攻撃をするマンツーはかなり難しい作業です。
肉体的にも精神的にもしんどいと思うので、前半はいかに攻撃を仕掛けながら大きな失点をしないかということになると思います。当たり前のこととなってしまいましたが、ここまできたら、いかに日本のスタイルを生かす戦略を練るかにかかってくると思います。

これまで世界に対抗する為の戦術をしてきたわけですが、今大会で改めて感じさせられる部分が多かったです。
各選手それぞれ感じたことをミーティングで話し合い今後つめていき、今までのことを再確認していけば、本選では必ず良い結果がえられることと思います。本選まであと2ヶ月!!


すばらしい環境
ベルギー遠征後は、オランダのODYSSEUSというチームのクラブハウスで宿泊をしました。そこは運河が練習場となっており、その運河を漕いで行くと街をぐるっと回ることが出来ます。普通に街中を歩く視点とはまた違った視点で街を散策することができとても良かったです。



保田ポロクラブ
北川 紀敬


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今回は2週間という社会人として社会復帰が困難な日程でオランダのアルクマールに 乗り込んだ。
アルクマールにはOdysseusというクラブチームがあり、彼らが自分たちの相手になっ てくれた。
Odysseusのメンバーのほとんどが社会人のため、練習はすべて夜で19時半頃。
19時半といってもオランダでは明るく2時間ほど練習できた。

Odysseusの練習に参加して驚かされたのは、漕ぐ量。
メニューは毎回違うとはいえ、コートの縦ダッシュを40本以上やり、その後ゲーム。

彼らはこのメニューを難なくこなす。
「今日はいつもよりちょっと多かったかな」
と笑いながら平然と言ってのける選手に驚かされた。

この練習には現在世界No.1playerと称されるオランダ代表Erwin Roosも一緒に参加していたが、先陣を切ってどんどん数をこなしていく彼に絶句した。

「クラブチームでこれだけ漕ぐ練習をしているなら、そりゃ代表も強くなるわ。」
素直に実感した。


「身体能力」

カヌーポロにおいての「身体能力の高さを感じるとき」とは何を見たときだろうか。

パワー?バランス感覚?肩の強さ?柔軟性?

外国人選手と対戦し勝てなかったとき、上に挙げた「身体能力の差」を理由として敗因に考えたことが正直あった。

たしかに今回、滞在していたオランダの人達の身長はすさまじかった。
女性でも自分より大きい人はたくさんいたし。
持って生まれたものが違うといえばそうなのかもしれない。
でも、今回その「身体能力」について考えさせられることがあった。

考えさせられた原因は、上にも登場しているが「Erwin Roos」の存在だ。

陸上にいる彼は一般のオランダ人と比較して体格は小さく、身長も低い。
しかし、あきれるほどうまい。
何故だろう?
本当に「身体能力の差」なのだろうか?

帰国当日、空港まで送ってもらう途中に本人に疑問をぶつけた。

「ジムにはできるだけ時間を作って行くことにしている。
先週は怪我をしてたけどeverydayだった。
どんなに行っても鍛え過ぎたってことはないよ」

これが科学的に見て正しいかは分からないけど、ほんの一部だが、彼の強さを垣間見た気がした。

自分は普段の練習によって培われたものを基礎能力と呼び、外国人と比較して足りなかった部分を「身体能力の差」と呼んで、そのせいにしていたのではないだろうか。

別れる少し前にErwin Roosと手の大きさを比べてみた。
僕よりも小さかった。

よし、まだ遅くはない!!


*ベルギーでの大会のことは省きました。ほかの人のレポートでお楽しみ下さい。



保田ポロクラブ
千田 哲久


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■ベルギーの大会にはJAPAN Bで参加しました

初日には予選リーグ6チームの総当りで5試合をこなさなければならないハードなスケジュールでした。
予選の相手では、GB MEN A が最強で他に目立って強いチームはない2位通過をしなければならない状況でした。

難関だったのはACIGNE戦で、後半リードされている状況から追いついたが、相手のオフェンス力を考えると再びリードされてしまいそうな感じでした。
しかし、後半の7分くらいに上木選手の相手選手に反則をさせるという謎の高等テクで、相手選手にイエローカードが出たので、余裕を持って引き分けに持ち込むことができ、2位通過を果たせました。


2日目、以前まで準6強と言われていたアイルランドと対戦。
前半0対1で、1点ビハインドながらいい感じで、折り返すことができた。
後半に繋がる前半であったのだが、後半ディフェンスをセットした状態で得点を重ねられ、負けの一途の試合展開になってしまい、0対6の残念な結果に終わってしまった。そして次の試合は、せっかくベルギーまで来ているのにもかかわらず、JAPAN Aと同胞対決になってしまった。


■GBと対戦して

オフェンスはまったく通用しなかったように思います。
理由は相手のゾーンディフェンスが広いため、オフェンスでサイドにボールを振ったときに、距離的近いことと、漕力が半端じゃないことにより、サイドへのプレッシャーが速く、中にパスを通すことなどできず、リターンのパスもプレスを警戒して後ろ向きでもらう形になってしまい、攻撃の出だしを防がれているような感じがしました。
圧倒的だったのは、漕力だけでなく、艇操作もそうでした。
9番のクライドにくらったアンダーカットが凄かった。T字で艇が接触している状態から一漕ぎで私のケツの下にバウをスッと潜り込ませて、あっと言う間に串刺し状態にさせられました。
まだまだ、漕ぎが足らないことを、痛感させられしました。


■アイルランドと対戦して

キーパーの1番の選手を中心として攻めてくるパターンが多く、1番を徹底的にマークすれば何とかなるかと思うところだが、1番のオフェンス力が物凄く何点か1番にとられて、ゲームの主導権を奪われてしまった。今大会、もっとも悔やまれる試合でした。前半をいい感じで終えたにも関わらず、後半に点差を付けられ、マンツーマンに行かざるを得ない状況になった。そして、マンツーでボールを奪取できず、逆に失点してしまった。
強いチームと対戦すれば、必ずこういう状況にはなるのだが、マンツーマンでの相手にタイトにプレッシャーを掛ける能力がJAPAN Bには大きく欠けていたように思う。また、後半5点を取られたということは、5回は攻める機会が合ったわけだが、1点も返すことができずに終わってしまった。
オフェンス力が弱いと考えればそれまでだが、アイルランドのディフェンスのプレッシャーはGBほど強くなく、得点することは不可能ではなかったと思う。フィニッシュまで攻め切れていなかったように思われる。
負けているという焦りのせいでというのもあったと思う。精神的にタフにならなければ!!
 

■試合を観て

世界最高峰の試合の数々を観られたことは最高に嬉しいことでした。
決勝のLIBLAR 対 Deventerの試合が特に凄かった。
身長が私(173cm)と同じくらいのLIBLARのキーパーはバンパイアでボール取りにいって、ボールを取ってしまうし、Deventerのアーウィンは3秒前くらいに見たゴールの位置を正確に覚えていて、ゴールを見ずに凄いシュートを撃ってしまうというスーパープレイを観て、自分の描いていたカヌーポロの限界が大きく変わりました。世界の超人はほんとに凄い!!


■オランダ生活

アルクマールというチーズの歴史がある町で、ODYSSEUS(オーディソス)というクラブチームのクラブハウスにて合宿させて頂きました。
オランダは羨ましいことに日照時間が長く、夜7時から夜9時まで練習ということが可能でした。そして合宿中のメインは夜のODYSSEUSとのゲームでした。
ゲームでは、ディフェンスの威嚇プレスからのマンツーマンへの速やかな切り替え、そしてマンツーマンで相手に対してタイトに付き、フリーにさせないこと。
逆に、被マンツーの時にはフリーになるように動き、相手と間合いをとること。ボールがもらえるように動的なスペースを作ること。
これらマンツーマンのことを特に重点的に試合で練習しました。
この合宿を通して、日本のマンツーマンの能力は確実に上がったと思います。
個人的にも今大会、合宿を通してプレイヤーとして一段上に成長できたように思います。まだまだ限界には達していないし、成長していけると感じることができ満足しています。

長丁場の合宿でしたが、体調万全で最後まで入れたことは大変良かった。
トランプゲーム、ナポレオンも楽しかった。
アムステルダムも観光できた。
自炊により海外に来ているのにも関わらず、毎日お米を食べられた。本当に良い遠征であったと思います。

最後にこの遠征を実現させてくださった、スタッフ、岩永選手、千田選手、本当にありがとうございます。



保田ポロクラブ
増井 康男


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